効果的に協働するために
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ハーバード・ビジネススクール教授のエイミー・C・エドモンドソン氏は、最も効果的に協働するためには心理的に安全な職場でなければならず、複雑かつ絶えず変化する環境で活動する組織において、心理的安全性は価値創造の源として絶対に欠かせないもの(※)と指摘しています。

(※ 心理的安全性が確立されている場合には、さまざまな業界の組織において学習エンゲージメントパフォーマンスに素晴らしい効果がもたらされることが、20年にわたる研究によって明らかになっている。)

心理的に安全な職場では「対人関係の」不安に人々が悩まされることがなく、率直に話すという、対人関係につきもののリスクを積極的に取ろうとするし、実際取ることができる。もし個人および集団の能力を引き出したいと思うなら、リーダーは心理的に安全な企業風土──従業員が不安を覚えることなくアイデアを提供し、情報を共有し、ミスを報告する風土──をつくらなければならない(※)と同教授は指摘します。

(※ 率直に意見を言うことが当たり前になるためには、心理的安全性(および発言を期待すること)が制度化・組織化される必要がある。)

さらに、リーダーがどうしてもしなければならない仕事は、心理的安全性をつくって学習を促進し、回避可能な失敗を避けることと、高い基準を設定して人々の意欲を促し、その基準に到達できるようにすることであるとしています。

なお、同教授は、従業員が、自分の意見が職場で重視されていると実感するのが当たり前の組織、対人関係の不安を最小限に抑え、チームや組織のパフォーマンスを最大にできる組織のことをフィアレスな(不安も恐れもない)組織と呼び、それは未来に対する不安を持たない組織のことでは決してないとしています。

≪参考文献≫ 恐れのない組織 エイミー・C・エドモンドソン 英治出版

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