
Google社のプロジェクト・アリストテレス(「最高のチームをつくる要因は何か」を突きとめるためのプロジェクト)で有名な心理的安全性とはどのようなことでしょうか。
ハーバード・ビジネススクール教授のエイミー・C・エドモンドソン氏によれば、「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化」のことを指すとされます。つまり、率直に発言したり懸念や疑問やアイデアを話したりすることによる対人関係のリスクを、人々が安心して取れる環境のことを指します。
同教授は、近頃は、さまざまな分野の思慮深いエグゼクティブ、マネジャー、コンサルタント、臨床医も、所属組織が、学習とイノベーションと従業員エンゲージメントを促進する戦略として、心理的安全性を生み出し、改善を図るのを手助けしようとしていると指摘します。
Google社のプロジェクトでは、見出された5つの成功因子のうち、心理的安全性の重要性は群を抜いているという結論に達したとされます。他の4つの因子(明確な目標、頼れる仲間、個人的に意味のある仕事、その仕事に影響力があるという信念)の土台でもある心理的安全性について、同教授は、ナレッジ(知識)が必要なあらゆる組織、とりわけ、多様な専門知識を統合する必要のある組織において、成功の必須条件であると指摘しています。
≪参考文献≫ 恐れのない組織 エイミー・C・エドモンドソン著 英治出版